サイエントロジーとトム・クルーズ

トム・クルーズはサイエントロジーの熱心な支持者として、いろいろな場面でサイエントロジーの素晴らしさを熱く語っています。3番目の結婚相手のケイティ・ホームズとはトム側からケイティの広報担当への連絡から始まりました。ケィティ・ホームズは高校卒業アルバムに「トム・クルーズのお嫁さんになりたい」と書いていたほどのファンなので、この連絡にはかなり興奮したことでしょう。トム・クルーズからデートに誘われ、遂にデートとなりました。デートの日、ケイティの自宅にリムジンで迎えに行きます。手にはたくさんの花束とチョコレート、そしてもうひとつ。それはサイエントロジーのハンドブック!!!さすがトム。。。決して期待を裏切らない男です。

サイエントロジー宗教への傾倒ぶり

サイエントロジーを信仰しているのは、トム・クルーズだけではありません。ジョン・トラボルタ夫婦にジェニファー・ロペスも熱心な信者です。初デートでサイエントロジーのハンドブックを手に登場したトム・クルーズは、自家用ジェットで停泊中のジェット機の中でケィティ・ホームズとゆっくりディナーを楽しんだ後、入れ替わり立ち代りにサイエントロジー関係者がジェット機を尋ねてケイティ・ホームズについて「いかにサイエントロジーはすばらしいのか?!」を熱弁して、いわば洗脳?!とも思えるほどの熱弁で、なんとその日のうちに敬虔なカトリック教徒のもとに生まれたケイティ・ホームズを1日で改宗させてしまいました。ケイティが一方的にトム・クルーズに離婚を申し出したのも、トム・クルーズの娘をサイエントロジーの学校に入れようとしたから。などといろいろ言われいますが、ケイティはトムと離婚してから再びカトリック教徒へ戻ったのを見ると、サイエントロジーも離婚原因のひとつだったのかもしれません。

サイエントロジーの広告塔

トム・クルーズは元々はカトリック教徒です。そのカトリック教徒だったトム・クルーズがどうしてサイエントロジーに入信したのでしょう~!それは最初の結婚相手ミミ・ロジャースから勧められたからです。

ミミ・ロジャースはトム・クルーズとは再婚で、ミミ・ロジャースの最初の結婚相手はサイエントロジーのカウンセラーをしていた男性と結婚していました。ミミ・ロジャースの最初の結婚相手が、サイエントロジーのカウンセラーということは、かなりガチでミミ・ロジャースはサイエントロジーを信仰していたことが分かります。

ミミ・ロジャースに誘われるかのように、1990年にはトム・クルーズはサイエントロジーに関わるようになりました。そしてトム・クルーズといえば学習障害のLDでも知られていますが、今でこそ学習障害やアスペルガー症候群といったことはよく聞かれますが、トム・クルーズのLDは失読症:ディスレクシアを公表していますが、子どもの頃はいわゆる落ちこぼれで補修クラスに入れられていました。読むことが困難なため、台詞を覚える時にはテープに録音して繰り返し繰り返し聞くことで台詞を覚えていました。そんな彼がサイエントロジー宗教を創始者L・ロン・ハバードの本を読み、そこで失読症:ディスレクシアを克服する手助けになったことを公言しています。それによってトム・クルーズはすっかりサイエントロジーにはまり、いまでは広告塔のようにあちらこちらでサイエントロジーの良さを熱弁しています。

海外でのロビー活動

サイエントロジーはフランスではカルト扱いされています。イギリスでは宗教法人としてサイエントロジーを認可していますが、政府としては「カルト以外の何者でもない。」としていて、サイエントロジーの教会員を公務員として採用することを禁止しています。

熱心なサイエントロジーの信者のトム・クルーズは、サイエントロジーの素晴らしさをいたるところで話をするだけではなく、宗教として認知されるようなロビー活動を行っています。フランスのパリ市議会では、トム・クルーズがフランスの当局者にサイエントロジーを許可するように働きかけたことを明らかにした上で、トム・クルーズはサイエントロジーのスポークスマンでもあるため、トム・クルーと関わることを禁止したほどです。どれだけトム・クルーズがはまっているかおわかりになるでしょう。

おまけに関係ない人にも、トム・クルーズはケンカを吹っかけています。トム・クルーズがスクリーンデビューをチョイ役で果たした時に主演していたブルック・シールズに対してです。ブルック・シールズが2003年に初めての女の子を出産したあとに鬱病になってしまい、鬱病から立ち直るために抗うつ薬のパキシルを服用したことを公表したときには公に批判までしています。トム・クルーズ全然関係ないし、なんでブルック・シールズが鬱病を克服するために鬱病の薬を飲んだことを、そこまで批判するんだ?!と思いますが、サイエントロジーを信じてやまないトム・クルーズは「脳内化学物質の不均衡などは存在しない」と主張したばかりか「精神医学は似非科学の一種だ」とまで断言しています。

何を血迷ってるんだ?!トム・クルーズ!女性は出産後に鬱病になる人たちが多く、苦しんでいるのによくもそんなこといえるな。とビックリ発言ですが、もちろんブルック・シールズはトム・クルーズの発言を受けて、「トム・クルーズのコメントの数々は母親たちにとって大変な迷惑である」と述べていますが、本当に迷惑このうえないとはこのことです。トム・クルーズはサイエントロジーのことはまったく疑うことなく、ガッチガチのサイエントロジストを証明した出来事になりました。

結局トム・クルーズは2006年8月末にブルック・シールズに謝罪して、ブルック・シールズも謝罪を受け入れましたが、最初から何を言ってんだ?!トム・クルーズと思いますが、がっちがちにサイエントロジーを信仰しているトム・クルーズからすれば、うつ病を克服するためにパキシルを服用することはありえないことでサイエントロジーに入信すればうつ病になることもなく、もしうつ病であるひとがサイエントロジーのプログラムに参加すればうつ病も克服できると信じているからこその発言だったのでしょう。ブルック・シールズに謝罪をして、彼女との関係を修復はしましたが、トム・クルーズの坑うつ剤に対する立場はやはり同じということをスポークスマンは発表しています。ブルック・シールズとは本当に関係を修復したようで、ケイティ・ホームズとの結婚式にはブルック・シールズをゲストとしてローマの挙式へ招待しています。もちろん、サイエントロジー仲間のジェニファー・ロペスもこの挙式に招待されていて、ケイティ・ホームズとの挙式はサイエントロジーに沿った挙式となった模様です。

とにかくサイエントロジーは、主流の精神医学に真っ向から反対してそして否定しています。とにかく精神安定剤などの服用を極端なまでに嫌います。精神科医の用いる向精神薬が、ほとんど麻薬に近い効果を発揮するためだというのがサイエントロジーの主張です。ヨーロッパでは単なるビタミン剤をサイエントロジーでは法外な値段で教会員に売りつけたりとビジネスの面でもあくどいということがかなり指摘されていますが、おそらくこのようなサイエントロジーに関する批判は、トム・クルーズはまったく聞く耳を持たないのでしょう。

サイエントロジーをパロディにするのは許さん!

トム・クルーズはパリの名誉市民の候補にあがったことがありましたが、フランスはサイエントロジーを悪質なカルトと見ていることから、トム・クルーズを名誉市民になることはありませんでした。その理由はとても分かりやすく、パリの市議会はトム・クルーズはサイエントロジー信者だから。という理由で名誉市民にすることはしませんでした。

2008年公開された映画『ワルキューレ』を製作するときも、ひと悶着ありました。それは映画でトム・クルーズが演じたのは実在の将校シュタウフェンベルク大佐でしたが、実在したシュタウフェンベルク大佐はドイツでは、反ナチ運動の英雄として称えられると共にとても敬虔なカトリック信者としても知られています。そんな敬虔なカトリック信者をサイエントロジーを熱心に信仰するトム・クルーズが演じることに対して強い拒否反発が起こりました。ドイツでもサイエントロジーは悪質なカルトと見られているからです。

シュタウフェンベルク大佐の息子ベルトルトも「クルーズ氏が演じると聞いた時には、宣伝のための冗談と思っていた。彼が演じたら台無しになる。父とは関わらないでほしい。」とトム・クルーズが演じることを批判しています。それはそうだと思います。どうしてカトリック教徒でもなく、とかく熱心なサイエントロジーを信仰するトム・クルーズが極めて敬虔なカトリック教徒でもあり、反ナチ運動の英雄を演じる必要があるんだ?!と思うのはもっともなことです。

トム・クルーズが熱心なサイエントロジーということを示すエピソードをご紹介しましょう。アメリカのアニメ『サウス・パーク』で、サイエントロジー信者としてのトム・クルーズ自身がパロディされてしまいました。トム・クルーズはこのことに激怒して、再放送はもちろんのこと、他の国での放送をやめるように執拗に制作会社に働きかけをしました。そして『サウス・パーク』を制作したアニメ会社の親会社が『ミッション:インポッシブル』シリーズの制作会社だったこともあつて、「もしも再放送したら、『M:I:III』のプロモーション活動には一切協力しない」とまで言い放ったというからすごいです。トム・クルーズにとっては、許しがたいことだったのでしょう。

ミッション:インポッシブルとトム・クルーズの
大ファンが熱く語る、シリーズ第4作品目!